ヤンキース・トーレスが戦列復帰目前 スタントンは復帰時期未定

グレイバー・トーレス(ヤンキース)は得意としているオリオールズとの試合で戦列復帰する可能性が高くなった。ヤンキースは日本時間9月5日からの3日間でオリオールズと4試合を戦う予定だが、アーロン・ブーン監督によると、トーレスはこの4連戦のあいだに戦列復帰する可能性があるという。順調にいけば、トーレスは日本時間9月6日にボルティモアへ移動し、翌7日のカード最終戦でロースターに登録される予定だ。

トーレスは左ハムストリングを痛めて8月下旬から戦列を離れている。今季は24試合に出場して打率.231、1本塁打、6打点、OPS.636と低調な成績に終わっているが、昨季はオリオールズ戦18試合で打率.394、13本塁打、20打点、OPS1.512を記録。特に、敵地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズでは9試合で打率.400、7本塁打、10打点、OPS1.667という驚異的な数字を残しており、復帰戦での大活躍が期待される。

トーレスは「チームを手助けできるように、毎日しっかり準備することを心掛けている。回復に時間がかかる種類の故障だけど、すべてのことに正しく取り組むようにしている」と現状を説明。「万全の状態で復帰したい。そして、チームメイトともにベストを尽くして戦いたい」と意気込みを口にした。

一方、トーレスと同様に左ハムストリングを痛めているジャンカルロ・スタントンは、戦線離脱から4週間が経過したものの、まだ75~80%の力でしか走れない状態だという。ブーンはスタントンの復帰時期について明言しなかった。

「彼はスローイングやバッティングなど、あらゆることをこなしている。走塁が最後のハードルになっている。彼がそのハードルをクリアしたら戦列復帰させることを考えるよ。もう少し時間がかかりそうだね」とブーン。当初は3~4週間で戦列復帰できると見られていたスタントンだが、戦列復帰は早くても9月中旬ごろまでずれ込みそうだ。

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