青森国民スポーツ大会、1年延期か 県が了承方針

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 2025年に青森県で開催予定の第80回国民スポーツ大会(現・国民体育大会)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、26年に延期される公算が大きくなった。中止が決まった今年の鹿児島国体を23年に移す方針に伴い、主催者の日本スポーツ協会は、青森の1年順送りを提案。同じく25年に予定する冬季大会と併せた完全実施を前提に、県は延期を了承する考えを示している。

 県国民スポーツ大会準備室によると、日本スポ協から8月上旬、青森大会の1年延期案について県に意見照会があった。県教委や県スポーツ協会と協議した上で、「夏冬ともに1年延期するなら理解する」と、三村申吾知事名の文書で同月下旬に回答した。

 三村知事は3日の定例記者会見で「新型コロナという例のない事案を踏まえた提案だ。県としては完全大会を強く主張した。日本スポ協の動向を注視し、引き続き開催準備を進めたい」と述べた。

 大会を巡っては、21年三重、22年栃木は当初の予定通り実施。日本スポ協は今秋の開催を断念した鹿児島を23年に組み入れ、それ以降は24年佐賀、25年滋賀、26年青森と1年ずつ順送りを模索する。後続県の協力を取り付けられるか、調整が焦点になっている。

 25年の青森開催は16年に内々定していた。冬季大会は19年、日本スポ協が県に25年開催を打診し、県は受け入れる方針を示していた。夏冬通じた完全大会が実現すれば、県としては1977年以来となる。