ヒーニーの快投でエンゼルス完封勝利 大谷は内野安打1本

【パドレス0-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

開幕投手を務めながらも開幕6先発で防御率5.52と苦しいピッチングが続いていたアンドリュー・ヒーニー(エンゼルス)だが、ジョー・マドン監督はエース左腕の復調を信じ続けていた。ヒーニーはその期待に応え、8回途中4安打1失点の快投を見せた前回登板のマリナーズ戦に続いて、パドレスを相手に7回3安打無失点という見事なピッチングを見せ、チームを2対0の完封勝利に導いた。

ヒーニーは強打のパドレス打線を相手に、自己最多の117球を投じる力投を披露。4回まで1安打、最少打者数の12人で零封し、2つの四球で招いた二死一・二塁のピンチでは、ジェイク・クロネンワースを空振り三振に仕留めた。6回表と7回表はヒットを1本ずつ打たれたものの、いずれも無失点。2試合連続の好投で、防御率は5.52→4.62→3.89と劇的に改善された。

エンゼルス打線は、パドレスがトレード・デッドラインで獲得した補強の目玉、マイク・クレビンジャーに対して、3回裏一死一・二塁からアンドレルトン・シモンズのタイムリーで先制。4回裏は先頭のアンソニー・レンドンが三塁打を放ち、続くジャスティン・アップトンのタイムリーで貴重な追加点を奪った。

8回表は2番手のマイク・マイヤーズ、9回表は3番手のフェリックス・ペーニャがいずれも三者凡退に抑え、3投手による完封リレーが完成。ヒーニーが今季3勝目(2敗)、ペーニャが今季初セーブをマークし、移籍後初登板のクレビンジャーは今季2敗目(1勝)を喫した。

エンゼルスの大谷翔平は「5番・指名打者」で先発出場して3打数1安打。第1打席は見逃し三振(一塁走者アップトンが盗塁に失敗して三振ゲッツー)、第2打席はレフトフライに倒れたが、第3打席でファーストへの内野安打を放った(チャレンジで判定が覆ってヒットに)。今季の打率は.189、OPSは.670となっている。

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