のん、サンドが東日本大震災発生当日の記憶を語る「あの日、何をしていましたか?」

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NHKでは、東日本大震災から10年となる2020年度に「あの日、そして明日へ」をキャッチフレーズにさまざまな関連番組やイベントを展開。その一つとして、東日本大震災の伝承に取り組むNHK仙台局では、「#そういえばあの日、何をしていましたか?」をテーマに投稿を募集している。それぞれの震災の日の壮絶なエピソード、感じたこと、そして未来へ向けての思いがあふれる投稿が、500以上が集まっている。震災から9年半になる9月、これらの投稿を紹介。震災の記憶の風化を防ぎ、次の世代にバトンをつなぐ番組が放送される。

9月6日にNHK総合で放送の「明日へ つなげよう『あの日、何をしていましたか?』」(午前10:05)では、「帰宅困難になって徒歩で5時間かけて帰宅」「地震直後、母に安否確認の電話をしたがそれが最後になった」など、日本中から寄せられた500の投稿を映像化。心にしみるエピソードを、のんが朗読、鉄拳が漫画で表現。そこには「ポスト震災10年を生きる私たちへの「幸せのヒント」が詰まっている。

のんは「今回の番組は、東北の方たちだけではなくて、全国の人の声を集結させているところがすてきだと思います。2011年3月11日、多くの人がテレビの画面越しに津波の映像を見て、衝撃を受けていたことを知ることができました、私は当時、東京にいました。東京もすごく揺れて、自分がその揺れにあった衝撃とテレビ画面越しに見た津波の映像に『こんな状況になっているの?』と驚いたことを思い出しました。東北で被災された方の中には、当時のことを忘れないとやっていけない方もいるし、その時のことがずっと心に残り思い悩んでいる方もいて、いろんな方がいると思います。その方たちのこと、自分たちの記憶を、忘れてはいけないと強く思いました。そのことを再確認できる番組だと思います」と語っている。

また、9月11日には、NHK総合で生放送の特集番組「震災10年へ あの日、何をしていましたか?」(午後2:40)を放送。これまで投稿されたエピソードに加え、放送中に投稿された「あの日」のエピソードをリアルタイムで紹介していく、NHK仙台放送局のスタジオには、ゲストとして村上弘明、小島慶子、安藤歩美(「TOHOKU360」編集長)そしてリモートでのんが出演し、それぞれの「あの日」について語り合うほか、サンドウィッチマンがVTRゲストとして登場する。

サンドウィッチマンは「震災当日は、宮城県の気仙沼でロケをしていました。地面のアスファルトがずれるような揺れで、周りのビルのガラスが割れる音や悲鳴が上がりました。すぐにロケバスに乗って、気仙沼湾と市街地を見渡せる安波山に避難し、津波が町を飲み込むのを目の当たりにしました。家や車が流される様子、船がぶつかり合うドーンという男も鳴り響いていました。火災が広がる様子も。これは本当なのか、映画でも見ているんじゃないかという感覚だった」と当日を振り返り、「僕らもお互い子どもができましたが、震災後に生まれた子どもがもう小学生。9年半たって、あの震災を知らない子どもたちが増えているので、僕らが経験したことを伝えていきたい。震災10年という大きなくくりではあるけど、あまり変わらず、東北の情報を自分たちで拾って伝えていきたいと思っています」とメッセージを寄せている。

また、同日11日には、NHK総合の東北地区で「東北ココからスペシャル「震災10年へ あの日、何をしていましたか?」(午後7:30)を放送。午後2:40からの番組で紹介しきれなかった「あの日」のエピソードを引き続き届ける。6日放送の「明日へ つなげよう」の内容を交えながら、「ポスト震災10年」をどう生きるか探っていく。