温かい友好 交流拡大を 駐長崎中国総領事 劉氏離任あいさつ 県庁

記念に「長崎奉行」の陶板を中村知事から受け取る劉総領事(右)=県庁

 女性初の駐長崎中国総領事を務めた劉亜明氏(57)が2日、県庁を訪れ、中村法道知事に離任のあいさつをした。3年10カ月の在任期間を振り返り、「長崎と中国の友好の歴史は独特で深く、温かい。これからも積極的に交流拡大してほしい」と述べた。
 劉氏は2016年11月、10代目の駐長崎中国総領事として着任。9月下旬に離任し、駐札幌中国総領事に転任する。後任は未定。
 今年、長崎に中国総領事館が開設され35年を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で交流行事が縮小、中止になった。残念さをにじませつつも劉氏は「コロナ禍の中で助け合い、両国の友好はさらに深まった。次の世代にも引き継がれていくことを願う」と話した。
 知事は、劉氏が取り組んだ女性の交流促進などに触れ「次代を担う人材交流を積極的に進めていただいた」とお礼を述べ、記念品を手渡した。

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