コンパクトからSUV、スポーツカーなどあらゆる輸入車に対応するクランツのブレーキパッド
輸入車と一言いってもそのタイプはさまざま。国産車同様にコンパクトなファミリーカーからミニバン、SUV、GT&スーパーカーまでユーザーの要望に見合ったクルマが出揃っている。そんな輸入車をターゲットにしたブレーキパッドメーカーのクランツでは、販売されている車種のほとんどのバッドを取り揃えている。またブレンボなどの強化ブレーキ用のパッドにも対応しているのもクランツの強み。
前回からプロショップやユーザーの声を交えながら、メーカー/車種別にマッチしたクランツのアイテムを紹介しているが、今回ピックアップするのはセダンからSUV、スポーツモデルまで幅広い車種バリエーションを誇るアウディだ。三重県四日市市の実力派ショップ、ピレリ四日市が今回の取材のためにアウディA6とS3セダン用意してくれた。
低ダストで耐久性に優れたブレーキパッド「ジガプラス」
セットされているパッドはジガプラス。低ダストで耐久性に優れたスタンダードモデル、ジガの基本性能をキープしつつ初期応答性を飛躍的に向上させており、高速域からでも踏力に応じた安定した制動力を発揮してくれる。また耐フェード性も高められており、スポーツ走行にも対応できるハイグレードモデルだ。
カスタムした輸入車がブレーキダストで汚れていてはもったいない
両車はスポイラー類でボディをドレスアップして、さらにホイールや足回りをカスタムしている。
A6は、足回りにKWバージョン2、ホイールにはBGフォージドHCA217Sの21インチを装着。いっぽうのS3は、足回りにザックスパフォーマンス、ホイールにはロティフォームLAS-Rの20インチを選んでいる。どちらも前後のフェンダーとタイヤホイールのクリアランスを詰めた華麗な足元を描き出している。
通常、このような白いディスクカラーのホイールをセットするとブレーキダストによって表面が黒ずんでくるのだが、この2台のホイールはまったく汚れておらず美しい艶を放っている。その理由は言うまでもなくクランツのブレーキパッド「ジガプラス」をセットしているから。
S3は純正ブレーキローターのままだが、A6はブレンボ製の6ポットキャリパー+380mmスリットビッグローターという大型ブレーキシステムに変更されている。もちろんブレーキパッドも大型のものになっているにもかかわらず、ブレーキダストはしっかりと抑えられているのだ。
ホイールも汚れにくく耐久性も高いので輸入車オーナーにオススメ
このジガプラスの特徴をピレリ四日市の山本サンに聞いてみた。
「ピレリ四日市では各メーカーの最新ホイールを取り扱っており、まず足元からカスタマイズされるユーザーが多いですね。ホワイト、シルバー、メッキなどのホイールを装着した場合、パッドのダストで汚れが目立ってくるのですが、クランツのパッドならほとんど汚れません。だから洗車も楽です。そしてダストが少ないってことは減りが少なく耐久性に優れているってこと。これまでクランツのパッドを装着したクルマで擦り減って交換したことは一度もないですね。またブレーキの場合、パッドとともにローターも消耗品。いずれ交換しなくてはいけないパーツ。しかし、クランツのパッドは攻撃性の強い金属系の素材を含まないのでローターの減りも少ないですね。A6は高価な380mmスリットビッグローターが入っていますが、減りが少ないのでオーナーは助かります」
気持ちよく、そして確実に減速できるブレーキパッド「ジガプラス」
装着されているジガプラスはジガよりも制動力が高められているが、ストリート走行におけるストップフィールはどんな感じなのか?
「このA6のように6ポットキャリパーにセットしてもガツンと効くのではなく、制動力がスムーズに立ち上がってくるので扱いやすいです。そして高速走行でも気持ち良く減速できますね。また純正キャリパーのS3も純正に比べて違和感なく制動力が強まっています。ストリートで使用するならスタンダードモデルのジガでも何ら問題はないです。ただ、最近の輸入車はターボエンジンが多く吸排気系チューンやサブコンもしくはコンピューターチューンで簡単にパワーがアップします。となればノーマルブレーキの効きに不満を感じるので今後エンジン系のチューニングも考えているのならジガプラスをお勧めします」
ジガプラスはホイールが汚れやすい輸入車に最適なブレーキパッド
国産車に比べてダストが多く、ホイールが汚れやすい輸入車。これまでフォルクス・ワーゲン、アウディをピックアップしたが、クランツのパッドをセットしたいクルマはまだまだある。次回もショップ、ユーザーの声を交えながらクランツのパッドを紹介しよう。