五條市大塔町 紀伊半島大水害から9年 犠牲者悼む

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 県南部で多数の死者・行方不明者が出た紀伊半島大水害から9年。水害で大きな被害を受けた被災地のひとつ、五條市大塔町では、きょう犠牲者を悼んで献花が行われました。

 五條市大塔町では9年前、大規模な土砂崩れによって宇井地区と清水地区で8人が亡くなり、今も3人が行方不明となっています。水害が発生した9月4日は、毎年犠牲者を悼む追悼式が営まれてきましたが、今年は新型コロナウイルスの感染を予防するため式典は開かれず、宇井地区にある慰霊碑の前に献花台のみが設けられました。

きょうは、朝から遺族や亡くなった人の友人、五條市の関係者など約20人が献花に訪れ、水害の犠牲者の冥福を祈るとともに、行方不明となった人の一日も早い発見を願っていました。

水害で妹を亡くした中西勇次さん

「(妹は)兄ちゃん、兄ちゃんと言って、よく(家に)来てくれた子なので、子どもたちをすごくかわいがってくれましたのでね。妹と話をしたいなと思うことはよくあるんですけどね、気持ちとしてはね。寂しいというんですかね、そういう気持ちがずっとあります。」

五條市 太田市長

「亡くなられた方々の思い、その家族のみなさんの思いを考えると、こういう災害が起こらない、そういうまちづくりをしないといけない。私たちの使命であろうかと思います。」