「島原城七万石武将隊」 島原観光をユーチューブでPR

動画公開用に、新演舞を披露する島原城七万石武将隊メンバーら=島原城天守閣前

 長崎県島原市城内1丁目の島原城を拠点に、島原観光をPRする「島原城七万石武将隊」が、新たに作った演舞2演目を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。7日までの期間限定。同武将隊は「コロナ禍で観光客が減少する中、遠方の人々にオンラインで見てもらい、足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せる。
 島原ゆかりの武将に扮(ふん)した同武将隊は2013年結成。メンバーは市内外の女性が演じる2代島原藩主の松平忠雄や島原の乱を率いた天草四郎ら4人。毎週土日祝日には、5演目ある演舞などのパフォーマンスを同城天守閣前で披露し、来場者をもてなしている。
 新作は8月上旬に完成し同24日に動画をアップ。振り付けや作詞作曲は4人が手掛けた。新たな演舞「口上演舞」は約2分。模擬刀を手に、踊りながら4人が1人ずつ自己紹介する。
 もう一つの「きみを待っとるばい♡」は約4分で、同武将隊初となる歌を披露。島原温泉やジオパークといった観光資源に加え、具雑煮や寒ざらしなど郷土料理をポップな曲調に合わせて紹介。聞きどころのラップ部分には「『わったい水いっとな?』はSO! お江戸の言葉で『あなたたち、水いりますか?』」など島原弁を盛り込んだ。
 同城を運営する島原観光ビューロースタッフは「歌を聴いて島原の良いところを知ってもらい、実際に巡ってほしい」と話す。

© 株式会社長崎新聞社