【新型コロナ】横浜市で過去最多86人のコロナ感染を確認

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、横浜市は4日、10歳未満から90代までの男女86人の感染が新たに確認された、と発表した。1日当たりの感染者数としては8月15日(57人)を大幅に上回り、過去最多となった。社会福祉法人「白根学園」の運営する障害者支援施設(同市旭区)の利用者27人、職員13人の計40人が陽性と判明。施設に関連する感染者数はこれで計43人に上った。

 またクラスター(感染者集団)が起きた障害児らの放課後等デイサービスの施設で、利用する小学生から高校生まで計5人が感染。同施設の感染者数はこれで、職員を含む計13人となった。

 女性教員ら2人が感染した市立小学校では、女性教員が受け持つクラスの児童7人が感染。市教育委員会は同校を13日まで臨時休校とする。ごみ収集車両の整備業務を担当する市資源循環局職員の50代男性も陽性と分かった。収集車両の運行業務に支障はないという。

 感染者86人の症状は70代男性が重症、自営業の50代男性が中等症、82人が軽症または無症状で、2人が調査中。20人の感染経路が不明で、判明している66人のうち11人が家庭内感染という。

 年代別では、50代が16人で最多。20代15人、60代12人、30代11人、10歳未満が10人、40代7人、70代6人、10代5人、90代3人、80代1人。

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 市が4日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜に更新)。

 ▽鶴見区=216人▽神奈川区=137人▽西区=53人▽中区=165人▽南区=133人▽港南区=145人▽保土ケ谷区=91人▽旭区=131人▽磯子区=83人▽金沢区=103人▽港北区=195人▽緑区=80人▽青葉区=216人▽都筑区=79人▽戸塚区=107人▽栄区=38人▽泉区=60人▽瀬谷区=77人▽市外=118人▽調査中=39人。

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