国道57号、10月3日開通 北側復旧ルート、熊本地震から4年半ぶり

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開通に向けて工事が進む国道57号北側復旧ルート=4日、阿蘇市(山下友吾)

 熊本地震による南阿蘇村立野の土砂崩落で寸断した国道57号の代替道となる北側復旧ルート(約13キロ)について、国土交通省が「10月3日開通」で最終調整していることが4日、関係者への取材で分かった。崩落場所付近の現道部分(約900メートル)も10月3日開通に向けて調整を続けている。

 国道57号は熊本市と阿蘇市方面を結ぶ主要ルートで、開通は2016年の熊本地震から約4年半ぶりとなる。8月に全線で運行を再開したJR豊肥線に続き、交通アクセスが飛躍的に改善することで観光分野の復興に追い風となりそうだ。

 国交省は国道57号の寸断を受け、現場を迂回[うかい]する形で阿蘇市赤水-大津町引水に代替道を新規整備することを決め、16年11月に着工した。最大の難所となった阿蘇外輪山を貫く「二重[ふたえの]峠トンネル」(約3・7キロ)は、最大4カ所から同時に掘削するなど異例の速さで工事を進め、19年2月に貫通していた。

 被災した阿蘇地域の交通インフラでは、国交省が国道325号阿蘇大橋(南阿蘇村)の21年3月開通を目指して工事を続けている。一部不通区間が残る第三セクター南阿蘇鉄道は、23年夏の全線再開に向けて復旧工事が進んでいる。(野方信助、嶋田昇平)