児童クラブ会計担当 補助金110万円を横領 長崎、記録残る2014年から

 長崎市は4日、市議会教育厚生委で、市内の放課後児童クラブの会計担当者が不適正な会計処理を行い、記録が残る2014年から5年間に、少なくとも市の補助金約110万円を横領していたと明らかにした。
 市によると、市が昨年12月上旬に実施した3年に1度の会計監査で判明。使い道が記されていない領収書が複数見つかり、通帳からは適正な支出と確認できない金額が引き出されていた。市の調査に対し、児童クラブの運営委員会の会計担当者は「自分が使った」と話したという。
 この担当者は10年から一人で会計業務を担っていた。市は運営委員会に横領金の返還を求め、同委員会は今年4月、警察に相談した。


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