秀吉が今度こそ天下取る 「打倒家康」乱世のゆるキャラ界統一へ、調略の日々

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家康に追いつき、秀吉が今度こそ天下を取る-。戦国武将で大河ドラマなどでも人気の豊臣秀吉(1537―1598年)。史実の秀吉は、1590年の北条氏との戦いを経て天下統一を果たしたはずです。でも「今こそ」天下統一に挑むと言います。で、今度の戦場は? 「ゆるキャラグランプリ2020」!?

「天下取り」を狙うのは京都市東山区の高台寺にいるキャラクター「秀吉公」です。秀吉公は、2015年に秀吉の正室ねね(高台院)をモデルにしたキャラクターと同時に誕生しました。身長約160センチで、実在の秀吉とほぼ同じといいます。

キャラクター誕生以降、秀吉公は寺で開かれる茶会やイベントには参加してきましたが、対外的なアピールをしてこなかったといいます。しかし2024年の「ねね没後400年」を控え、秀吉公は高台寺やキャラクターの知名度を上げる狙いから、今年が最後の開催と決まっている「ゆるキャラグランプリ2020」への出場を決めました。すでに7月には古式にのっとり出陣式を行ったといいます。

さて、史実の豊臣秀吉は徳川家康より先に天下統一を実現しました。しかし残念ながら、ゆるキャラの世界では違います。徳川家康をモチーフにした浜松市のキャラクター「出世大名家康くん」は2015年にすでに「ゆるキャラグランプリ」で優勝しています。つまり、ゆるキャラの歴史では家康が先に天下統一を果たしてしまったわけです。

高台寺によると、最近の秀吉公は京都近郊のキャラクターに次々とアポを取り付けて面会し、投票への協力を呼び掛けているそう。つまり、戦国武将お得意の調略作戦に出ているようです。

秀吉公は、群雄割拠のゆるキャラ界を統一し天下を取ることができるでしょうか。投票期間は9月25日まで。10月上旬に決選投票が行われます。

ユーチューブの高台寺チャンネルで出陣式や「調略」の様子が見られるほか、高台寺のホームページからQRコードを読み込んで1日1回投票することができます。

(まいどなニュース/京都新聞・浅井 佳穂)