「青少年交流に注力」 9月下旬に離任 劉亜明 駐長崎中国総領事

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「青少年の交流に力を入れた」と語る劉総領事=長崎市橋口町、在長崎中国総領事館

 〈女性初の駐長崎中国総領事として2016年11月に着任した劉亜明氏(57)が9月下旬に離任する。長崎への思いや在任期間中の取り組みなどを聞いた〉

 -3年10カ月過ごした長崎の印象は。
 自然に恵まれ、とても美しい町。海に囲まれ、山もある。東洋と西洋の文化が融合した「和華蘭文化」もとても印象的。独特の包容性、多様性がある。長崎くんちにはオランダ船もあれば唐人船もある。食も西洋料理、日本料理、中華料理とそろっている。町中には寺、神社、教会の三つが共存し、文化の多様性を示している。こうした文化の強みを生かしてほしい。観光にもつながる。豊かな自然と多様性の文化は外国人に魅力的。海外にアピールすればより多くの観光客を受け入れられると思う。

 -総領事館の役割は。
 今年開設35周年になる。長崎と中国の交流促進、友好関係を発展させることが最大の仕事。県内各界の皆さんの多大な支援と協力、歴代総領事の努力で充実した成果を上げている。在長崎中国人により良いサービスを提供し、保護することも仕事の一つ。

 -力を入れたことは。
 青少年交流だ。県内の中高大生を計5回、上海市、福建省、北京市に招いた。県内メディアの福建省への取材ツアーも企画し、議会の交流も進めた。長崎市議会は広東省中山市と福建省、県議会は湖北省、上海市をそれぞれ訪問した。互いに客観的に認識して友情を深めることは大事。

 -印象深い思い出は。
 着任時の歓迎レセプションを県が主催し、各界の代表が出席された。長崎県独特のやり方で友好的な県だと感じた。離着任時に県、市、町を表敬訪問すると職員が行列して拍手で迎えてくれた。とても感激した。
 ランタンフェスティバルや長崎くんちなど外国文化とつながるイベントも印象が強い。ランタンは中国でも見られない規模でとても素晴らしいイベント。

 -県民にメッセージを。
 総領事館の業務と友好交流事業に多大な支援と協力をいただき、心から感謝したい。これからも長崎と中国の交流発展に一層の関心を寄せてほしい。百聞は一見にしかず。ぜひ中国に観光旅行に来てほしい。両国の発展につながると思う。

 -駐札幌中国総領事に転任する。抱負を。
 中国と日本の友好関係の発展に尽力したい。北海道と東北3県(青森、岩手、秋田)、中国・東北3省(黒竜江、吉林、遼寧)の協力関係を新たな段階に発展させることを目指して努力したい。