長崎県内の接待飲食店146店舗 コロナ対策取組率88% 自己点検結果を公表

 長崎県は4日、新型コロナウイルスの感染防止対策について、県内の接待を伴う飲食店146店舗がチェックリストで自己点検した結果を公表した。全16項目の平均取組率は88%だったが、3項目では8割を下回った。
 県や市職員が戸別訪問(8月6~12日)して点検した際、218店舗にチェックリストを配布。31日までに146店舗から回答を得た(回答率67%)。
 全16項目のうち防止策が100%だったのは▽換気扇や空調による適切な換気▽来店者の手指の消毒を徹底-の2項目。一方、対策店舗が8割以下だった項目は▽使用済みマスクを密閉して捨てる(78%)▽検温して熱がある来店者には入場を遠慮してもらう(74%)▽カラオケを歌う際はマイクの消毒、マスク着用を求める(66%)-の三つだった。
 調査結果は各店舗に送付。県は「新しい生活様式支援補助金などを活用して、さらなる感染防止策に努めてほしい」としている。

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