世界女王・森、金沢で美技 高校以来の県トランポリン

©株式会社北國新聞社

 トランポリン女子の東京五輪代表に決まっている森ひかる選手(金沢学院大クラブ、金沢学院大3年)は5日、金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで行われた第47回石川県トランポリン競技選手権に出場した。

 東京五輪に向けた調整のため、同選手権に出場した森ひかる選手は、高校時代以来となる地元の大会で安定した演技を披露した。来夏に延期された五輪に向けてギアを入れ直した日本女子エースは「久しぶりの試合で緊張したが、今やるべきことはできたので良かった」と語り、念願の五輪金メダル獲得に照準を合わせた。

 森選手にとり、大会出場は初優勝した昨年の世界選手権以来で「声援がなくて『あれっ』と感じたが、しっかりこの試合に合わせることができた」と演技を振り返った。県高校総体の代替試合を兼ねて行われた大会には、高校生ら森選手の後輩も多く出場した。一般の観戦が制限される中でも世界選手権金メダリストの演技は他の選手の注目の的で、森選手は試合の緊張感を楽しみながら美技を決めた。

 森選手が高校2年生の時に県選手権に出場した当時の成績は「予選落ちでした」と話し、印象に残っているという。その後、国内外の大会でトップ選手と競ってきた。

 森選手は東京五輪開幕まで1年となった7月から本格的なトレーニングを再開した。8月は新潟県上越市で計18日間の強化合宿に取り組んだ。コロナ禍の中、実戦感覚を養うための大会に出場できる機会は限られるが、着実に五輪本番への道を進んでいる。