クリエーターとしての再始動が期待される小栗旬

俳優の小栗旬が先月26日、都内で行われた「三井住友カード プラチナプリファード」の新CM発表会に出席した。

各スポーツ紙によると、小栗は2018年から同社のCMに出演中だが、9月1日放送開始の「語り、語られる男編」では世界観を一新。

仕事柄、海外での滞在も多いが、「海外はほぼほぼキャッシュレスですし、日本で生活していてもキャッシュレスの状況が多くなっている。自分も完全に波に乗っている感じですね」と笑顔で話した。

「一時期、家族で米・ロサンゼルスに移住し本格的にハリウッド進出を目指していたがコロナ禍で状況は一変。やむを得ずに帰国することになってしまった」(映画業界関係者)

小学6年の時、女優の内田有紀に憧れてオーディションに応募して合格。その後エキストラとして活動した。

03年、故蜷川幸雄さん演出の舞台に初出演する。以後、蜷川作品の常連となりその才能が開花。多くの映像作品のオファーが舞い込んで多忙な日々を送り、主演映画「クローズZERO」シリーズが大ヒット。

TBS系のドキュメンタリー番組「情熱大陸」では史上初となる2週連続で特集され、翌年DVD化された。

それから時は経ち、来年にハリウッドデビュー作「ゴジラVSコング」が公開予定。そして、22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では主演をつとめる。

俳優としては申し分ないキャリアを重ねる小栗だが、今後、期待されるのがクリエーターとしての再始動だ。

「2010年に自らが監督をつとめる映画『シュアリー・サムデイ』が公開された。主演を小出恵介がつとめ、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛ら豪華キャストが名を連ねたが、興行的にはそれほど当たらず。小栗はなんとしても次回監督作での“リベンジ”を果たしたいようだ」(芸能記者)

とはいえ、しばらくは監督作品に取り掛かる時間がなさそうだ。

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