箱根でワーケーションを 神奈川県などのプロジェクト、宿泊プラン販売

箱根でのワーケーションの魅力を紹介している特設ホームページ

 観光地でテレワークを行う「ワーケーション」の普及を目指し、県などが箱根町で取り組む「箱根リゾートワークプロジェクト」は9月から、ワーケーションに対応した宿泊プランの販売を始めた。

 ワーケーションは、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが普及したことから、観光地で気分を入れ替えてゆったりと仕事をする新たなライフスタイルとして注目されている。旅館やホテルで仕事をすることで密集も避けられる。

 ワーケーションに合わせた宿泊プランは、旅行予約サイト「じゃらん.net」内の特設サイトで販売。主に県内や首都圏の会社員をターゲットにしており、県国際観光課は「箱根の宿泊客は休日に集中しがちだが、平日の客数増も見込める」と期待をかける。

 ワンドリンクサービスやホテル内で使える割引券付きや、長期滞在すると1日当たりの料金が安くなるプランもある。施設側も通常午後からのチェックインを午前から受け付けたり、素泊まりプランを新設したりと工夫を凝らしている。

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