崖崩れ現場で警察官を案内 久松さんに署長感謝状

感謝状を手にする久松さん=時津署

 長崎県西彼杵郡の時津署は1日、7月7日に長崎市三重町で起きた崖崩れ現場で警察官の活動に協力したとして、近くに住む自営業、久松豊三さん(48)に署長感謝状を贈った。

 同署によると、崖崩れは同日午後10時ごろ発生し、民家近くの裏山が高さ約30メートル、幅約20メートルにわたって崩落。8世帯、26人が避難した。現場の警察官は久松さんの案内で住民がいる家々を的確に回ることができ、このことが迅速な避難誘導につながったという。
 鷺池満治署長が感謝状を贈呈。久松さんは当時を振り返り「早く避難してもらいたいという気持ちだった。感謝状をいただき驚いている」と話した。

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