先日引退を発表した"ウッチー"こと内田篤人。鹿島アントラーズでの活躍はもちろん、ブンデスリーガの強豪シャルケでも、長く主力としてプレーした。
そこで今回は内田とチームメイトだった豪華な選手(現役)たちを振り返ってみたい。
ジョエル・マティプ(リヴァプール)
怪我に苦しみながらもCL、そしてプレミアリーグ優勝を勝ち取ったDFマティプ。ドイツ出身であり、シャルケのユースで育成された選手だ。
若くして頭角を現し、トップチームに定着し始めた2010年には鹿島から内田が加入。そこから長きにわたって共にシャルケの最終ラインを支えた。
その後マティプはチームの絶対的なセンターバックへと成長し、2016年にドイツ人監督であるクロップが率いるリヴァプールへと引き抜かれることとなる。
クラース・ヤン・フンテラール(アヤックス)
オランダ出身のベテランストライカー、フンテラール。アヤックスで得点を量産し、レアルやミランでのプレーを経て2010年夏にシャルケへ加入した。
内田篤人とは同期入団となり、長らく共にプレーすることに。主力として7年にわたって活躍し、2011-12シーズンにはリーグ得点王にも輝いている。
最終的にブンデスリーガ通算175試合82ゴールという数字を残し、内田自身も「衝撃を受けた選手」の一人として彼の名前を挙げているほどだ。
ユリアン・ドラクスラー(PSG)
選手層の厚いPSGで出場機会が減っているドラクスラー。とはいえ高い技術を有していることに変わりはない。
シャルケのユースで育成され、内田篤人が加入した2010-11シーズンに17歳の若さでトップチームデビューを果たすと、その後10代にして主力となり、ヨーロッパで最も注目される若手の一人となった。
内田とは自身のデビュー時からのチームメイトということもあって仲が良く、彼のSNSには二人のツーショット写真もアップされている。
ジェフェルソン・ファルファン
先日ロコモティフ・モスクワを退団したファルファン。もうすぐ36歳となるベテランだが、その去就が気になるところである。
ペルー出身のウィンガーであり、2008年に加入したシャルケでは、長らく中心選手として活躍した。特筆すべきは5年間同じサイドでコンビを組んだ内田篤人との連携だろう。
ブンデスリーガ屈指のホットラインとなり、対戦相手の脅威となった。ちなみに、彼もまた内田が「衝撃を受けた選手」の一人だそう。
マヌエル・ノイアー(バイエルン)
先日のCLファイナルでは圧巻のパフォーマンスでバイエルンを優勝へと導いたノイアー。
シャルケのユースで育成された彼は、渡欧したばかりの内田篤人と2010-11シーズンにチームメイトとなり、共に主力としてCLベスト4進出に貢献した。
わずか1シーズンのみであったが、両選手の仲が良かったことは有名だ。東日本大震災の際には、試合後にメッセージの書かれたシャツを着た内田をサポートし、共にカメラの前に立った。
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その姿は未だに日本人の心に残っているのではないだろうか。