DeNA宮崎、大暴れ4打点 2ラン「自分のスイングで」

横浜DeNAの宮崎選手(資料写真)

◆横浜DeNA8-5広島

 広島3連戦は計30得点。横浜DeNAの中軸のバットがそろって振れてきた。2戦連発のソトに続き、この日の主役は宮崎だ。3年ぶりの1試合4打点と要所で勝負強さを見せつけた。

 初回に先制の中犠飛を放つと、三回には無死二塁から直球を豪快に振り抜いた。「自分のスイングで捉えられた。でも入ると思わなかった」。強い逆風を切り裂いた打球は、11試合ぶりとなる11号2ランとなった。

 53分間の降雨中断にも見舞われたが、「試合は必ず行われると思って気持ちを切らさずにいた」。ソトの中犠飛で同点とし、なお六回1死一、二塁では中前へ技ありの勝ち越しタイムリー。「今季初先発の京山が頑張っていたので勝ちを付けさせてあげたかった」と2年ぶりのウイニングボールをプレゼントした。

 試合終了は空が暗くなった午後6時14分。背番号51は「疲れました」。7日の試合が中止となり、ナインは慌ただしくバスで球場を離れ、振り替えた新幹線へと乗り込んだ。

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