マリナーズ・シーガーが球団史上4位の1256安打 平野今季初セーブ

【レンジャーズ3-4マリナーズ】@T-モバイル・パーク

マリナーズは先発の新人右腕ジャスティン・ダンが6回4安打2失点の好投を見せ、レンジャーズに4対3で勝利。今季最長の5連勝となり、地区2位のアストロズとのゲーム差を3に縮めた。一方のレンジャーズは5連敗。勝率.333はレッドソックス、パイレーツと並ぶメジャーワーストタイとなっている。

投打とも若手や新人の活躍が目立つマリナーズだが、それを精神的支柱として支えているのがチーム一筋10年目のベテラン三塁手、カイル・シーガーだ。初回に通算1255安打目となる6号先制2ランを放って球団史上4位のジェイ・ビューナーに並ぶと、4回裏には通算1256本目のヒットを放ち、単独4位に浮上。シーガーの上にはイチロー(2542安打)、エドガー・マルティネス(2247安打)、ケン・グリフィーJr.(1843安打)と「レジェンド」しかいない。

「とても恐れ多いよ。そのグループに名を連ねることができたことをとても誇りに思うし、光栄だね。本当に素晴らしい選手ばかりだから、その一員になれたことを誇りに思う」とシーガー。スタメン出場したシーガー以外の8人の合計が513安打であることを考えると、シーガーの実績はチームで突出している。

しかし、マリナーズは若手や新人がロースターの大部分を占める状況のなかで、直近15試合で11勝を記録し、シーズン最初の40試合を18勝22敗(地区3位)で乗り切った。4連敗中の2位アストロズとは3ゲーム差。この勢いのまま、大逆転でのポストシーズン進出が実現するかもしれない。

ダンが今季3勝目(1敗)をマークし、レンジャーズ先発のジョーダン・ライルズは今季4敗目(1勝)。マリナーズの平野佳寿は2点リードの9回表に登板し、ロナルド・グーズマンに2号ソロを浴びたものの、3つの三振を奪い、今季初セーブ(防御率4.50)をマークした。

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