独走態勢の巨人岡本が打率5割、中日勢の活躍も目立つ…セ週間ベストナインは?

巨人・岡本和真【写真:荒川祐史】

巨人が2位との差を広げて独走し始めたセ・リーグ第12週

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3か月遅れで開幕を迎えた2020年のプロ野球。120試合制で行われるシーズンは折り返しを過ぎて後半戦に突入している。セ・リーグは巨人が首位を独走し始め、パ・リーグは首位のソフトバンクをロッテと楽天が猛追している。

後半戦に突入した8月31日から9月6日までの1週間の選手成績を振り返り、Full-Count独自に週間ベストナインを選出した。今回はセ・リーグ第12週だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 64試合39勝22敗3分
↑2 阪神 65試合32勝30敗3分 7.5
↓3 DeNA 68試合33勝31敗4分 0
→4 中日 69試合31勝34敗4分 2.5
↑5 ヤクルト 66試合26勝35敗5分 3.0
↓6 広島 66試合25勝34敗7分 0

【第12週セ・リーグ】
1 巨人 4勝1敗0分
2 中日 4勝2敗0分
3 阪神 3勝2敗0分
4 DeNA 2勝3敗1分
5 ヤクルト 2勝4敗0分
6 広島 1勝4敗1分

第12週で好調だったのは首位の巨人だ。前週終了時点で2位だったDeNAに3連勝するなど、4勝1敗と大きく勝ち越した。前週では5.5ゲーム差だった2位との差は7.5ゲームに広がった。中日が4勝2敗と2つの勝ち越し。広島は1勝4敗1分と苦しみ、最下位に転落した。

中日・大野雄大【写真:荒川祐史】

大野雄は5戦連続完投勝利&2戦連続完封、スアレスは3戦無失点

【第12週セ週間ベストナイン】
先発 大野雄大(中日)
救援 スアレス(阪神)
捕手 大城卓三(巨人)
一塁 ビシエド(中日)
二塁 柴田竜拓(DeNA)
三塁 岡本和真(巨人)
遊撃 木浪聖也(阪神)
左翼 佐野恵太(DeNA)
中堅 丸佳浩(巨人)
右翼 アルモンテ(中日)

第12週のセ・リーグで活躍が光ったのは、やはり勝ち越した巨人勢と中日勢だ。巨人では捕手で大城、三塁で岡本、そして中堅で丸を選出。大城は3試合で先発マスクを被り、打っても13打数6安打、打率.462、6打点をマーク。岡本は打率.500、丸も打率.400と高い打率を記録し、好調のチームを牽引した。

中日ではビシエドとアルモンテの助っ人勢が活躍。ビシエドは打率.350でリーグ2位の7打点、アルモンテは右翼で3試合、左翼で2試合にスタメン出場して打率.353を記録した。遊撃は阪神の木浪が奮闘。打率.444と高いアベレージを記録し、勝ち越したチームに貢献した。

2勝3敗1分と負け越したDeNAでは二塁の柴田、左翼の佐野の2人の奮闘が際立った。柴田は打率.412、佐野は.417と共に4割を超える週間打率を叩き出した。DeNAではソトが3発10打点、また阪神のサンズも3発6打点と活躍したが、ソトは.227、サンズは.278と、共に打率が振るわなかった。

投手では先発で中日の大野雄、救援では阪神の守護神スアレスを選出。大野雄は1日の広島戦で2試合連続の完封勝利をあげた。また5試合連続完投勝利の球団タイ記録となった。スアレスは3試合に登板して無失点に抑え、1勝1セーブ1ホールド。4日の巨人戦では8回途中から回を跨いでセーブをマークした。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2