クタニズム、ネット開催 能美、小松市の総合芸術祭、10月24日から

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 能美市、小松市が催す九谷焼産地の総合芸術祭「2020・クタニズム」(北國新聞社後援)の実行委員会は7日、今年の芸術祭をオンラインで開催することを決めた。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、プログラムを全面的に見直した。期間は10月24日から約2カ月間とし、若手作家の作品をインターネット上で紹介する。

 当初は能美市九谷焼美術館や小松市のサイエンスヒルズこまつなどを会場に9月18日から1カ月間にわたって開催し、次代を担う若手作家らの作品展示のほか、九谷焼を持参すると九谷陶芸村の料金を割り引く「九谷よこちょ」などが企画されていた。

 新型コロナウイルスの感染に歯止めが掛かっていないため、実行委は実施概要を練り直し、オンラインで開催することにした。

 クタニズムのホームページにアクセスすれば、若手作家43人の意欲作を見ることができる仕組みをつくり、作品が出来上がるまでの経緯やコメントも添えて紹介する。秋元雄史東京芸大大学美術館長が聞き手となり、作家が九谷焼の技術を分かりやすく説明するコンテンツも設ける。

 東京から金沢に移住した映画監督の森義隆さんが手掛けたショートフィルムも公開し、九谷焼の歴史をひもとく。加賀市出身の写真家シトウレイさんが撮影した写真を発信するほか、作家おすすめの風景や店舗なども紹介し、能美、小松両市内への旅を提案する。

 期間は12月20日までで、能美市の担当者は「作家だけでなく、窯元や販売店にも光が当たるようにしたい」と話した。