マリナーズ6連勝 左腕・ゴンザレスが7回2失点で今季5勝目

【レンジャーズ4-8マリナーズ】@T-モバイル・パーク

残り3週間となった2020年のレギュラーシーズンだが、2001年を最後にポストシーズンと縁がないマリナーズは19年ぶりのポストシーズン進出を狙える位置につけている。レンジャーズ4連戦の最終戦はエース左腕のマルコ・ゴンザレスが7回4安打2失点の好投。4連戦をスイープし、今季最長の連勝を6に伸ばした。

マリナーズは8月末のトレード・デッドラインでタイワン・ウォーカー(ブルージェイズ)やオースティン・ノラ(パドレス)を放出し、明確に「売り手」として動いていた。ところが、直近16試合で12勝4敗という予想外の快進撃。この試合が終了した時点で、地区2位のアストロズとのゲーム差は2.5に縮まった。

ゴンザレスが3回まで打者9人をパーフェクトに抑えると、カイル・シーガーが初回に7号2ラン、ディラン・ムーアが3回裏に6号ソロを放ち、3点を先行。ゴンザレスは4回表に二死一・三塁のピンチを背負い、ジョーイ・ギャロのタイムリー二塁打で2点を失ったが、7回102球を投げて失点はこの2点だけだった。

ゴンザレスが失点した直後の4回裏には、二死満塁からムーアのタイムリー二塁打で3点を追加し、再び満塁となってタイ・フランスが2点タイムリー。一挙5点を追加して試合の行方を決定付け、リリーフ陣が最終回に2点を失ったものの、8対4で快勝を収めた。

好投したゴンザレスは今季5勝目(2敗)をマーク。防御率3.02、与四球率0.71という安定感が光っている。マリナーズ4番手のヨハン・ラミレスが今季3セーブ目を記録し、レンジャーズ先発のコルビー・アラードは4回途中5安打8失点の乱調で開幕5連敗となった。

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