ボンネット型消防車

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昭和の時代はバスも消防車もボンネット型

この消防車は、町田さんが1976(昭和51)年に東京都晴海の出初式で見かけた消防車をイラストにおこしたもの。町田さんによると、日野自動車製の大型なもので、投光器がついている珍しいものらしい。
以前紹介した「鼻高バス」もそうだが、この時代はやはりボンネット型が主流となっていた。今ではこれまたバスと同様に箱型が主流に。
バスの呼称に倣うなら「鼻高消防車」と「鼻ぺちゃ消防車」と言えるだろう。

昭和から平成の間でもそこそこ変遷を遂げた消防車だが、そもそも日本に初導入されたのは、1911(明治44)年、大阪の消防署に導入されたベンツ製のものが初めてだという。
国産の消防車が生産されはじめたのは1939(昭和14)年からで、国産初の本格的な消防車はニッサン180型消防ポンプ自動車だったと言われている。
ちなみに、日本の消防車は赤色だが、これは件のベンツ製の消防車が赤色だったことによるのだが、1951(昭和26年)年には消防法で規定されることになる。
由来はともかく火と戦う消防車は赤いイメージがしっくりくる。初めて導入された消防車が茶色とか緑とかじゃなくてよかったと心の底から思う。
余談だが、ベンツの故郷であるドイツでは紫色の消防車が走っているらしい。

ゴールデン横丁の仲間たち | 町田 忍(まちだ しのぶ)