近畿から東北では、あす10日(木)にかけて大気の状態が非常に不安定となる。局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒すると共に、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに対して注意が必要だ。
きょう9日（水）午後は、近畿や東海、北陸、関東北部を中心に雨雲が発達し、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがある。今夜遅くから10日（木）朝にかけては、東北北部で雨の強まる所がありそうだ。東京など関東南部は、10日（木）にかけても雨雲の発達は限定的だが、雨が強まる所では一時的に道路が冠水するなど、事態が急変することも考えられるため注意が必要となる。
西・東日本の各地は10日（木）の日中も、変わりやすい天気が続く予想で、急な雨や落雷、竜巻など激しい突風や落雷、ひょうに対して注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。
なお、10日（木）にかけては、ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要になる。
（気象予報士・高橋和也）
