北京のスタートアップ、抗菌・抗ウイルス段ボールを開発

©新華社

北京のスタートアップ、抗菌・抗ウイルス段ボールを開発

 6日、一撕得包装科技が開発した抗菌・抗ウイルス仕様の段ボール。(北京=新華社配信)

 【新華社北京9月9日】中国北京市で開催中の2020年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)で、13年に北京で設立されたスタートアップ企業「一撕得(yiside)包装科技」が、抗菌・抗ウイルス仕様の新型段ボールを発表した。

 中国では新型コロナウイルスの影響で、複数の場所を経由する物流用包装資材の安全性に多くの消費者が強い関心を寄せている。

北京のスタートアップ、抗菌・抗ウイルス段ボールを開発

 6日、中国国際サービス貿易交易会で展示された一撕得包装科技の抗菌・抗ウイルス仕様の段ボール。(北京=新華社配信)

 同製品は段ボールの開閉部分に両面テープが付いており、フタを閉めるだけで封ができ、テープをひと引きするだけで開封できる。利便性が高いだけでなく、ガムテープを使わないため段ボールの回収率も向上する。表面にはウイルス構造を破壊し増殖を防ぐ抗菌・抗ウイルス剤がコーティングされており、梱包材の「防護服」の役割を担っている。

 広東省微生物分析検査センターが行った同社の抗菌・抗ウイルスフィルムとコーティング層の検査結果によると、実験環境下での大腸菌と黄色ブドウ球菌に対する抗菌率は99.9%以上で、A型H1N1型の新型インフルエンザウイルスに対するコーティング層の不活化率は99.56%に達した。

北京のスタートアップ、抗菌・抗ウイルス段ボールを開発

 6日、一撕得包装科技が開発した抗菌・抗ウイルス仕様の段ボール。(北京=新華社配信)

 同社でマーケティングを統括する孟郝軼(もう・かくいつ)氏は「2カ月で抗菌・抗ウイルス仕様の段ボールを緊急開発した。新型コロナ流行下の梱包材の安全問題を解決するためだ」と述べ、北京や上海などの企業と提携し、既に試験導入を初めていることを明らかにした。(記者/丁静)

北京のスタートアップ、抗菌・抗ウイルス段ボールを開発

 6日、中国国際サービス貿易交易会で展示された一撕得包装科技の抗菌・抗ウイルス仕様の段ボール。(北京=新華社配信)