【MLB】元阪神ドリス、元WBC米国監督を唸らせる今季3セーブ目「かなり高精度な投球だ」

3セーブ目を挙げたブルージェイズのラファエル・ドリス【写真:AP】

ドリスの投球に「日本で大活躍できた理由が、これでわかりますね」

■ブルージェイズ 2-1 ヤンキース(日本時間9日・バッファロー)

元阪神でブルージェイズのラファエル・ドリス投手が8日(日本時間9日)、本拠地でのヤンキース戦で今季3セーブ目を挙げた。2奪三振の1回パーフェクトの内容に、2006年のWBC米国代表監督で、地元放送局「スポーツネット・カナダ」で解説を務めるバック・マルティネス氏も手放しで称賛している。

ドリスは1点リードの9回に登板。先頭のフォードから空振り三振を奪うと、続くルメイヒューは二ゴロに仕留めた。最後の打者となったボイトに対しては、1球目に83マイル(約133.6キロ)のスライダーで空振り。この投球に、マルティネス氏は「ドリスが日本が大活躍できた理由が、これで分かりますね。彼は今夜、かなり高精度な投球をしています」と目を見張った。

さらに2球目も83.4マイル(134.2キロ)のスライダーで打者を空振り。これには実況のダン・シュルマン氏が「ボイトは完全に踊らされています」と言うと、リプレー映像を見たマルティネス氏も「良いスライダーですね。真下に変化しています」と評価した。そこから3球ボールが続き、フルカウントから最後は空振り三振で試合終了。パーフェクトなドリスの内容に、シュルマン氏は「三振です! ドリスが三振を奪い、セーブを挙げました!」と伝えた。

ドリスはこれで2勝1敗3セーブ、防御率1.77。阪神で4シーズンプレーして最多セーブにも輝いた右腕が、メジャーの地でも存在感を増しているのは間違いない。

【動画】鋭く変化するスライダーに高めで伸びる快速球… 元阪神ドリスが今季3セーブを挙げた投球映像

【動画】鋭く変化するスライダーに高めで伸びる快速球… 元阪神ドリスが今季3セーブを挙げた投球映像 signature

(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2