コードも、ペットのふんも、避けて動くロボット掃除機「Roborock S6 MaxV」

©株式会社マイナビ

SB C&S;は、2眼カメラとAIの組み合わせによって、床に落ちているモノを回避しながら動くロボット掃除機「Roborock S6 MaxV」を9月11日に発売します。メディア向けのオンライン発表会からお届けします。

Roborockは、中国・北京のBeijing Roborock Technology Co.,Ltdが開発したロボット掃除機。2019年までに、40カ国以上の国で550万台以上を販売しています。

日本への参入は、2019年10月のRoborock S6シリーズから。SB C&S;が日本市場への参入をバックアップしてきました。SB C&S;の東俊介氏は、「日本国内ではロボット掃除機の普及率が低く、市場成長が期待できます」とコメント。今後は複数のモデルを発売し、シェアと普及率のアップを狙うとしています。

東氏に、日本国内でロボット掃除機の普及が進まない理由をどうとらえているか聞いたところ、次のような答えがかえってきました。

「日本の家は海外の家と比べて狭いことが多く、ロボット掃除機を動かすために片付けが必要な場合が多いのです。それが、ロボット掃除機を購入するハードルになっていると考えられます。今回の新製品は障害物を回避する機能を備えているため、掃除前の片付けの手間を省けます。さらに、お求めやすい価格帯の製品を出すことで、普及拡大に弾みをつけたいと思います」(東氏)

人間の眼のように、立体的に障害物を検知

新製品「Roborock S6 MaxV」は、LDS(Laser Direct Structuring)レーザーと2眼カメラを搭載したロボット掃除機。通常の掃除だけでなく、水拭きもこなす優れモノです。価格は79,800円(税別)。家電量販店のECサイト、SoftBank SELECTIONオンラインショップ、+Style、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場などで販売されます。

従来モデルでも搭載しているLDSレーザーは、高度な空間認識性能を発揮して、リアルタイムで部屋の間取りを正確にマッピングします。さらに、本体に搭載するカメラを2眼にすることで、人の眼のように物体までの三次元的な距離を測定。独自のAI「ReactiveAI」が、障害物の形状などを具体的に認識し、専用アプリのマップにアイコンで表示します。

アイコンで表示する障害物は、履き物、電源タップ、コード類、布類、体重計、台座(のある扇風機のような家電)、ちりとり、ペットのふんの8種類。これら以外にも、幅5cm・高さ3cm以上の物体を「その他」の物体として認識し、回避します。子どものおもちゃや本などは「その他」として認識され、アイコンで表示するというわけです。

ロボット掃除機の鬼門でもあるコード類については、1本ずつ認識して避けるのは難しそう。担当者によると「束ねたケーブルを検知します。機械学習を重ねて、将来的にはケーブル1本でも検知できるよう研究をすすめているところです」とのことでした。

本体にはクアルコムのAPQ8053プロセッサを搭載しており、高い演算性能によってRoborock S6 MaxVの高精度な動きを実現。掃除をするたびAIが学習するため、物体の認識精度はさらに向上するとしています。「ちりとり」はそんなに家の中にない気がしますが……と担当者に聞いたところ、「中国の生活スタイルを参考にしているから」なのだそうです。

さて、障害物を検知して回避するとき問題となるのが、障害物を回避しつつも掃除や水拭きをしっかり行えるかという点。障害物にぶつからないように回避した結果、ほとんど部屋を掃除できていないようだと意味がありません。

そんな問題を解決するため、Roborock S6 MaxVは障害物によって回避方法を変えています。体重計など多少ぶつかっても大丈夫な障害物の場合は、ギリギリまで迫ってぶつかりながら回避しますが、「ペットのふん」のように踏んだら困る障害物は、10cm以上の距離を保って回避します。この「ペットのふん」回避機能は、ペットオーナーからの要望を受けて搭載したそうですよ。

そのほか「赤外線カメラモードを備えているため、暗闇でも作業が可能」(東氏)とのこと。これなら夜間の掃除だけでなく、日当たりの悪い場所の掃除も任せられますね。

留守中のペットなどの見守りとしても活躍

2眼カメラを生かして、家の中の様子をリアルタイムで確認する見守り機能を備えています。スマホアプリを使えば、遠隔でRoborock S6 MaxVを操作できるので、外出先から家の中やペットの様子を確認したり、Roborock S6 MaxVのスピーカーからペットに声をかけたりすることも可能。ただし双方向の通信ではないため、会話はできません。

カメラを搭載していて、セキュリティは大丈夫?

外出先から家の様子が見えるというと、セキュリティが心配です。その点については、「動画や画像のデータは、コピーも保存もクラウド送信も行わず、即時削除するため、安心して利用できます」と東氏。

Roborock S6 MaxVは、技術、安全に関する証明サービス機関であるテュフ・ラインランドが発行する「ユーザーセキュリティ保護のためのTUV認証」を、ロボット掃除機で初めて取得したとのこと。東氏は「プライバシーとセキュリティの保護を徹底しています」と力を込めました。

Roborock史上最強の強力な吸引力

Roborock S6 MaxVの基本性能も見ていきましょう。従来モデルから吸引力が25%パワーアップし、最大2,500Paとなりました。微細なゴミはもちろん、鉄球なども吸い取れるくらいのパワーです。さらにアプリで「カーペットモード」を設定すれば、カーペットを自動で認識して吸引力を上げて掃除します。

吸い掃除だけでなく、従来機種のS5 Maxと同等の高精度加圧式による水拭き機能を搭載。常に一定の圧力で水拭きするため、床に水が溜まらないとしています。アプリを使えば、水量の設定や水拭き禁止の設定も簡単にできて便利です。

アプリの機能としては、「エリア掃除」「部屋別掃除」「スポット掃除」「バーチャルウォール」など、掃除エリアを設定する機能も備えています。さらに、掃除する部屋の順番を指定したりと、目的や使い方に合わせた設定が可能です。

たとえば戸建て住宅の場合、1階、2階といった複数フロアのマップを最大4枚まで保存しておけます。フロアごとに、バーチャルウォールによる進入禁止や水拭き禁止エリアを設定できるので、各フロアを掃除するたびにマップを設定するといった手間を省けます。

おもな仕様は、本体サイズがおおよそ直径353×厚さ96.5mm、重さが約3.6kg、稼働時間が最長180分、ダストボックス容器が460ml、水拭きタンク容量が297ml(アプリによる水量4段階調整)、掃除面積が最大200平方メートル。音声アシスタントのAmazon Alexa、Googleアシスタントにも対応します。

博多弁、関西弁、京都弁、津軽弁など多彩な音声案内機能

日本独自の機能として、アプリの音声案内機能に、標準語のほか博多弁、関西弁、京都弁、津軽弁、執事の声、アニメの声を用意。声優に関する情報は、現時点では公表する予定がないそうです。この機能は、LDSレーザーマッピング機能を搭載しているモデルであれば、従来モデルも対応します。

エントリーモデルなど、下位機種も同時発売

下位機種として「Roborock E4」も同時発売。価格は29,800円(税別)。本体サイズはおおよそ直径350×厚さ95mm、重さは約2.96kg、稼働時間は最長200分、ダストボックス容器は640ml、水拭きタンク容量は180ml(つまみによる水量の手動2段階調整)、掃除面積は最大200平方メートル。マッピング方式はWジャイロ+モーショントラッキングセンサーとなっています。吸引レベルは最大2,000Pa。Googleアシスタント、Amazon Alexaに対応します。

このほか4月に発売した「Roboeock S5 MAX」には新色ホワイトモデルを追加。価格は59,000円(税別)です。

Roborock S6 MaxVの発売記念キャンペーン

販売を手がける+Styleでは、Roborock S6 MaxVの発売を記念したキャンペーンも実施します。キャンペーン期間中に+Style 本店とAmazon店で「Roborock S6 MaxV」を購入すると、通常販売価格が87,780円(税込)のところ、5,000円オフの82,780円(税込)となります。キャンペーン期間は2020年9月8日から9月30日です。せっかくのキャンペーン、ぜひチェックしてみてください。