8月MVPにベイ・佐野 「がむしゃらにプレー」

©株式会社神奈川新聞社

8月の月間MVPに輝いた横浜DeNAの佐野(球団提供)

 セ、パ両リーグは9日、8月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、セは巨人の菅野と横浜DeNAの佐野、パはロッテの石川とオリックスの吉田正が選ばれた。菅野は2カ月連続8度目、吉田正は3度目、石川は2度目の選出。佐野は4年目で初受賞を果たした。

 佐野は全試合に4番で出場し、リーグトップの6本塁打、22打点を記録した。球団の野手では2019年7月のロペス以来の受賞となった。

 名実ともにチームの顔となった。プロ4年目の佐野が月間MVPを初受賞。球団の日本人野手では2017年7月の桑原以来となる快挙に、「(先発で)試合に出るようになって初めての年。取ってみたいとか、思うことすらなかった。一日一日、がむしゃらにプレーしていたからこそ頂けた」と喜びをかみしめた。

 開幕から不動の4番に座る。8月は全26試合に出場し、6本塁打、22打点はいずれもリーグトップ。打率3割4分3厘は同3位と持ち味の打撃でチームをけん引してきた。8月28日のヤクルト戦ではバックスクリーン直撃の特大アーチを放ち、プロ入り以来の目標だった2桁本塁打に乗せた。

 「8月はこれまでで一番打点を多く稼げている。僕自身、それが一番うれしい」。レイズに移籍した筒香の穴を感じさせない活躍を見せている。

 首位打者争いでもトップを走る。目先の数字にとらわれず、一打席、一打席に集中してきた背番号44は「あまり気にならない。チームの勝利に貢献できるようにしたい」とタイトル争いには一瞥(いちべつ)もくれない。

 ここまで首位巨人には大差をつけられているが、ドラフト9位から地道に実績を積み上げてきたバットマンに焦る様子はない。

 「チームは勢いに乗れば、間違いなくすごい力を持っている。大きな波を起こせるように頑張りたい」