長崎県内、大規模停電 復旧作業が完了 九州電力送配電

 九州電力送配電は9日、台風10号の影響により長崎県内各地で発生した大規模停電について、同日午後4時20分までに高圧線の復旧作業を完了したと発表した。九州電力送配電によると、一時最大で県内全世帯の19%に相当する約17万3770戸が停電していた。
 また、県災害対策本部によると、9日午後3時現在で取りまとめた被害状況によると、人的被害は重傷2人、軽傷14人。文化財の被害は同日正午現在で22件に上り、南島原市南有馬町の原城跡では倒木などの被害が出た。同本部は同日午後5時に解散。県は今後、農林業の被害などの調査を進めるとしている。

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