シフゾウ「メイ」天国に 熊本市動植物園の雌21歳

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21歳で死んだシフゾウの雌のメイ(左)。右は雄のジロー=2016年9月(熊本市動植物園提供)

 熊本市動植物園は9日、シフゾウのメイ(雌21歳)が5日に死んだと発表した。人間に換算すると75~80歳。死因は調査中だが、胃腸障害による吸収不全とみられる。

 メイは昨年末、乳房から出血し、腰に皮膚炎を発症。今年3月から下痢や軟便など胃腸障害がみられ、投薬治療をしてきたが、病状は改善しなかった。

 1999年、東京・多摩動物公園生まれ。2000年に来園し、17年に死んだ雄のジローとの間に3頭の子どもを産んだ。市動植物園のシフゾウは末っ子のチョッパー(雄7歳)と、ありさ(雌9歳)の2頭になった。

 飼育担当の井手眞司さん(57)は「ジローとの仲むつまじい姿が印象的だった」と話した。献花台を設ける。

 シフゾウは「ひづめは牛、頭は馬、尾はロバ、角はシカ」の特徴を持つ中国原産のシカ科の動物。野生では一度絶滅した。国内ではほかに東京で3頭、広島で1頭が飼育されている。(久保田尚之)