吉沢亮主演大河ドラマ「青天を衝け」。高良健吾、橋本愛と埼玉ロケで「手応えがある」

吉沢亮が主演を務める、2021年にNHKで放送の大河ドラマ「青天を衝け」(日時未定)がクランクインから1カ月半を迎え、主人公・渋沢栄一誕生の地で、物語序盤の舞台となる埼玉県内でロケを敢行。栄一を演じる吉沢、栄一のいとこ・渋沢喜作役の高良健吾、いとこで後の妻となる尾高千代役を演じる橋本愛からコメントが到着した。

同作は、約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」として知られ、新しい一万円札の顔としても注目が集まる渋沢栄一が主人公。幕末に農民の子として生まれた栄一が、倒幕の志士を目指しながら幕臣となり、維新後は新政府に仕官。後に下野し、実業家として銀行などさまざまな産業を興し、近代日本の礎を築く姿が描かれる。脚本は、同局連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏が手掛ける。

今回の撮影では、埼玉県の鎌形八幡神社(劇中では栄一たちの故郷・血洗島の神社という設定)で、栄一、喜作、千代の幼なじみ3人組の運命が、大きく動き始めるシーンの撮影が行われた。

吉沢は「現場の雰囲気もすごくよく、空気感もつかめてきたような手応えがあるので、いい方向に進んでいるなという気がしています。雨で撮影が中断してしまったシーンもありましたが、とても楽しくやっています」と、撮影が順調に進んでいることを報告。

そして、高良は「喜作が気持ちのいい役なので楽しく演じていますし、長丁場で一つの役を演じる大河ドラマの醍醐味(だいごみ)も感じています。現在は物語序盤を撮影しており、これからどのように役が成長していくか楽しみです」と心境を語り、橋本は「もう1か月半が経ったという実感はまだないのですが、重大なシーンを先に撮っていたりするので、そこに至るまでのお互いの関係を想像したり、自分の中で積み重ねなきゃいけないものが多いのが大変でした。ただ、演じている千代ちゃんがすごくかわいらしい女の子なので、とても楽しいです」と充実ぶりを伝えた。

また、栄一の故郷である埼玉県でのロケについては、吉沢が「すごくのどかで、空気も奇麗ですてきな場所です。このような周りの空気の奇麗さとか清さを感じながらお芝居することができているので、伸び伸びと楽しく演じています。(渋沢栄一が)こういった場所で生まれ育ったことを考えると、穏やかな広い心を持った方だったのではないかと感じます」と土地からインスピレーションを得ていることも多い様子。

高良も「(渋沢の故郷・深谷市といえば)やはり“深谷ねぎ”が初めに浮かびますし、深谷でくみ上げられた地下水も先ほど飲ませていただきましたが、とてもおいしかったです。深谷市など北西部にはあまり来たことがなかったのですが、自然がたくさん残っていて、(撮影現場の)神社も素晴らしい雰囲気で驚きました」、橋本が「神社が好きでよく行きますが、ここ(撮影現場となった神社)は、とてもお気に入りになりました。子ども時代、神社の裏や森の中を不思議なものに会いたくて探検するように、昔はもっと神秘的なものに親近感を持っていたのではないでしょうか。ここにいると(千代が)子どもの時からそうやって育ってきたんだろうな、という想像が膨らんできました」と、それぞれ感想を話した。

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