恋活・婚活は準備が命!《実用!恋愛ことわざ辞典 vol.9》

9回目を迎える《実用!恋愛ことわざ辞典》。今回ご紹介することわざは「果報(かほう)は寝て待て」です。

恋活や婚活における果報とは、良縁のことを指します。では「果報は寝て待て」を恋愛に当てはめると、どのような教訓を学べるのでしょうか? 恋活・婚活に焦りを感じている人や、反対に「出会いは縁だから」と全てを運任せにしている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ことわざ「果報は寝て待て」の意味

結局のところ"運"というものは、自分の力だけではどうにもできないものです。だからこそ自分でできることを全て終わらせたら、最後は良い知らせを待つしかありません。

「果報は寝て待て」とは、そういう意味のことわざです。

現在では「幸運」の意味で「果報」を使う場合が多いのではないでしょうか。しかし「果報」とは、そもそも「前世での行いに対する現世での報い(むくい)」を指す言葉です。

つまり「果報」とは、幸運だけを指す言葉ではないということ。

例1:ドライヤーを買いたいAさんと売りたい電器屋さん

例えば、こんなシーンを思い浮かべてみてください。
Aさんは新しいドライヤーを求めて電器屋さんに行きましたが、そのお店にはドライヤーがありませんでした。

当然のことながら、この場合はAさんがドライヤーを買うことはできませんよね。

しかしドライヤーが販売されていたらAさんは絶対に買ったかといえば、そうとも限らないでしょう。もっと安いお店を探した可能性もありますし「もう少し考えよう」と思って帰宅したかもしれません。

お店としてはドライヤーを店頭に並べるだけでなく、魅力的に見えるよう工夫したりAさんに説明したりと、できる努力は全てし尽くしました。

それでも、ドライヤーを買うかどうかはAさん自身が決めること。お店側は「よし、これを買おう!」とAさんが思ってくれるのを、ただ待つしかないのです。

できることを全てし尽くしたなら、あとは運がやってくるのを待つしかない。つまりこれが「寝て待つ」の意味です。

「寝て待つ」ことより、その前の「行い」が重要!

とはいえ“寝て待つ”前の行いによっては、幸運が舞い込んでこない可能性もあります。

先ほどの電器屋さんの例でいえば、ドライヤーの説明をした店員さんの態度が悪かったり商品に関する知識が乏しかったりすることで、その結果としてAさんがお店から離れてしまう可能性は十分にあるでしょう。

だからこそ「寝て待つ」前に何をすべきなのかを知り、余すことなく手を尽くしておくことが大切なのです。

では恋愛において「寝て待つ」前にすべきこととは、一体どのようなことでしょうか。

恋活・婚活で「寝て待つ」前にしておくべきこと

ここからは、恋活や婚活で“寝て待つ”前にしておいた方がいいことを2つ紹介します。

【その1】種をまく

1つ目の"寝て待つ"前にしておいた方がいいことは、種をまくことです。

恋活や婚活において種をまくこととは、
●友達や同僚などに紹介をお願いする
●恋活アプリや婚活サイトなどに登録する
●彼氏が欲しいと口に出す
などの行動を指します。

他には「こんな人と出会いたい」というイメージを自分の中でハッキリさせておくことも、種をまく意味では大切な行動ですね。

イメージをハッキリさせておくことで、そのイメージに当てはまる人が現れたときにしっかり反応できます。

【その2】スケジュールを空けておく

適度にスケジュールを空けておくことも、“寝て待つ”前にしておいた方がいいことの1つです。

せっかく良縁が舞い込んできても、タイミングをつかめなければチャンスを逃してしまいます。

仕事が忙しくて残業ばかりの日々を送っている人は、もしかするとそんな生活が恋活や婚活の邪魔をしているのかもしれません。仕事以外の部分も充実させたいと思うなら、ここはひとつ仕事との関わり方についても一度じっくり考えてみることをオススメします。

恋活・婚活中はプラスに働く行動を心掛けよう

今回は「果報は寝て待て」ということわざから、恋活や婚活で"寝て待つ"前にしておいた方がいいことをご紹介しました。

ただ待っていても、良縁は舞い込んでこないでしょう。まずは種をまき、その後は良縁を逃さずキャッチできるよう自分なりに準備をしておくことが大切です。そしてマイナスに働きそうな行いをすれば、その結果が「果報」として表れることも忘れてはいけません。

恋活中・婚活中の方は、ぜひ今日からプラスに働く行動を心掛けてみてくださいね。

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