自由研究ずらり 諫早市小・中学校科学展

子どもたちの自由研究や作品が並んだ科学展=諫早市美術・歴史館

 第65回諫早市小・中学校科学展が10日、東小路町の市美術・歴史館で始まり、市内の児童、生徒が手掛けた理科に関する自由研究や作品を展示している。16日午後2時まで(15日休館)。入場無料。
 市教委と同展運営委が主催。新型コロナウイルス感染拡大防止策として、優秀作品以上を展示。小学校の部は3389点の応募の中から60点、中学校の部は2731点の中から24点が並び、計5点の最優秀作品が選ばれた。
 小学校の部は、植物の成長観察やリンゴの変色実験、ペットボトルの氷の解け方研究など、身近な素材に着目した作品が目立った。
 中学校の部は、電球を使った地球温暖化の再現や、ウイルスとの共生について考察した研究など、環境や社会問題をテーマにした作品が並び、保護者らが興味深く作品に見入っていた。

 最優秀作品は次の通り。(敬称略)
 ▽藤岡柾喜(長田小2年)「モンシロチョウを調べる」▽橋本薫(小栗小4年)「太陽から地球に届く熱エネルギー」▽園田幸芽(御館山小6年)「コミカンソウの不思議」▽溝上実來(真城中2年)「光の屈折で糖度を調べる?!」▽木下陽菜(喜々津中3年)「カビの繁殖過程の観察と繁殖予防の為の考察~目視と顕微鏡下での比較~」

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