17日(木)前後 大潮の時期 東北から西日本の太平洋側、沖縄・奄美など浸水・冠水に注意

2014年8月12日午前7時半頃 那覇市内 左が海 右が陸地(遊歩道)撮影:崎濱綾子 気象予報士

 9月17日の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北から関東地方北部の太平洋沿岸、東海、西日本及び沖縄・奄美の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあり注意が必要だ。

 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、9月17日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、東北から関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きく沈下している。

 このため、東北から関東北部の太平洋沿岸、東海、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部・奄美及び沖縄の沿岸の一部では、9月13日から9月23日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあり注意が必要だ。

 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。

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