沖縄県、2025年に下地島空港から宇宙旅行を実施。PDエアロスペースと基本合意

PDエアロスペース社ホームページより

沖縄県は9月10日、宇宙旅行の実現を目指すPDエアロスペースと基本合意し、宮古島にある下地島空港から宇宙旅行を実施する計画を明らかにしたことを共同通信や沖縄タイムスが報じています。

3000mの滑走路がある下地島空港を宇宙港の仕組みを取り入れ、PDエアロスペースの宇宙飛行機(スペースプレーン)が離着陸可能な仕組みを取り入れます。また、スペースプレーンを使用した宇宙旅行を早くても2025年を計画しており、約1時間半のフライトの中で「5分間」の宇宙空間体験が可能。価格はまだ確定でないものの、1人あたり1700万円を目指しているようです。

また、PDエアロスペースは、はやければ2020年12月に無人実験機を高度100kmの宇宙空間に到達させ地上に帰還させる計画を進めており、達成すれば国内初の快挙となるだけでなく、2025年の宇宙旅行実現への加速となります。

なお、宇宙旅行には訓練が必要で、PDエアロスペースでは2016年より宇宙旅行のための事前訓練プログラムを実施しています。

Source: 共同通信

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