カブス逆転勝利 レッズ・秋山はタイムリー&2盗塁の活躍

【レッズ5-8カブス】@リグリー・フィールド

悪天候の影響で試合開始が1時間以上も遅れた一戦は、4回裏にレッズ先発のソニー・グレイを攻略して5点を奪ったカブスが8対5で逆転勝利。3連戦を2勝1敗で終え、今季のレッズ戦10試合を6勝4敗で勝ち越した。地区2位のカージナルスがダブルヘッダーで1勝1敗だったため、首位カブスと2位カージナルスのゲーム差は3に広がっている。

序盤から試合を優位に進めたのはレッズだった。初回にニック・カステヤーノスのタイムリー三塁打とジェシー・ウィンカーの犠飛で2点を先制すると、2回表は秋山翔吾が四球と盗塁でチャンスを作り、ブライアン・グッドウィンのタイムリーで3点目。先発のグレイは3回までカブス打線を3安打無得点に封じた。

ところが、グレイは雨脚が強まった4回裏に制球を乱し、キャメロン・メイビンのヒットと2つの四球で一死満塁のピンチ。カブスはここでニコ・ホーナーの2点タイムリー二塁打とイアン・ハップのタイムリーで逆転に成功し、グレイをマウンドから引きずり降ろした。

さらに一死二・三塁とチャンスは続き、アンソニー・リゾーのショートゴロの間に1点を追加。4回途中で降板したグレイには5失点が記録されたが、被安打6の時点で降板したため、連続被安打6以下のメジャー記録は継続され、42先発連続となった。

その後、カブスは5回裏にメイビンのタイムリー三塁打などで2点を追加。8回表に秋山とタイラー・スティーブンソンの連続タイムリーで2点を返されたが、直後の8回裏にウィルソン・コントレラスがダメ押しのタイムリー二塁打を放ち、8対5で勝利した。

カブスはコントレラスが4打数4安打の大活躍。2番手のカイル・ライアンが今季初勝利(0敗)、7番手のジェレミー・ジェフレスが今季7セーブ目をマークし、レッズ先発のグレイには今季3敗目(5勝)が記録された。

秋山は「6番・レフト」で先発出場し、四球、ショートゴロ、四球、レフトへのタイムリーで2打数1安打1打点。2回表に今季5個目、4回表に今季6個目の盗塁を決めたが、8回表にタイムリーを放った際は積極的に二塁を狙ったものの、走塁死を喫した。今季の打率は.225、OPSは.613となり、一時4割台まで低下したOPSを約3週間ぶりに6割台まで戻している。

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