岐路に立たされたペップ・シティ…プレミア王座奪還で新たな章を迎えるか ~新シーズンプレビュー~

マンチェスター・シティはプレミアリーグの栄冠を失い、ヨーロッパの舞台でも再び失敗に終わった。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、岐路に立たされた状態で新シーズンに臨もうとしている。

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マン・シティの立ち位置は?
リバプールにプレミアのトロフィーを奪われてからは、UEFAチャンピオンズリーグ優勝がシティの目標となっていたが、準々決勝のリヨン戦で屈辱的な敗北を喫し、その夢は泡沫に消えてしまった。ダビド・シルバ退団後、今夏に25歳ネイサン・アケーや20歳のフェラン・トーレスと契約し、チームの若返りを敢行。問題は、シーズンを通しインテンシティを保ちながらリフレッシュを図れるかどうかだ。

改善点は?
圧倒的な攻撃力を誇るシティが最終的に勝ち点18差でリバプールに敗れたのは、守備の弱点を克服できなかったからだ。得点率は1試合当たりほぼ1ゴールを記録しているが、失点率は2018-19シーズンに比べて35%も低下。アケを獲得しさらにカリドゥ・クリバリと交渉中と報道されているが、この補強が成功するかどうかが重要となるだろう。

マン・シティにとって新シーズンの成功は?
3連覇こそ逃したものの、4シーズンで3度目のタイトルを獲得できるクオリティがシティにはある。昨シーズンの失意の後リーグやCLを制覇できれば、シティにとって成功と言えるだろう。グアルディオラ監督にとってこれらの目標を達成できるかは、シティでの物語が終わりを意味するか、新たな章を意味するかのどちらかになる筈だ。

岐路に立たされたペップ・シティ

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