ヒット車にこそ歴史あり!エスティマ、ハリアー、RAV4|90年代に生まれたトヨタの名車3選

トヨタ 初代ハリアー 3.0 iR Version[2000年11月~/後期モデル]

「天才タマゴ」と呼ばれた初代エスティマ

1990年に販売が開始されたトヨタ 初代エスティマ。一筆書で描けるワンモーションフォルムは、ミニバンの常識を覆すデザインでした。

また、初代エスティマは、ミッドシップにエンジンを搭載しながら、エンジンを75度も傾斜させることにより広くフラットな室内空間を実現。このエンジンの搭載方法こそ、未来的なフォルムと相まってエスティマが「天才タマゴ」と呼ばれる所以です。

約30年販売されたご長寿モデル

トヨタ 初代エスティマは、驚きを持って市場に迎えられたものの、当時の売れ筋だったのは5ナンバーサイズ。そこで、1992年5ナンバーサイズに収めた「ルシーダ」と「エミーナ」を投入します。すると爆発的に販売台数が増加し、トヨタを代表するミニバンへと成長。その後3代目までモデルチェンジを行いながら、誕生からおよそ30年となる2019年まで販売されました。

トヨタ 初代エスティマの中古車相場

■全長×全幅×全高:4750mm×1800mm×1780mm ■エンジン:直列4気筒 2438cc ガソリン ■最高出力:138PS/5000rpm ■最大トルク:21.0kg・m/4000rpm ■トランスミッション:4速AT ■駆動方式:MR ■販売期間:1990年~2000年 ※スペックは、1990年式 2.4ツインムーンルーフ

■中古車掲載台数:28台

■中古車相場:価格情報収集中

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月11日時点のデータ

元祖ラグジュアリークロスオーバーSUV! トヨタ 初代ハリアー

1997年に登場したトヨタ 初代ハリアーは、「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」として開発。現在でも流行している「ラグジュアリークロスオーバーSUV」の元祖でもあります。デビュー以降、鷹をモチーフとしたゴールドのエンブレムが、ハリアーの代名詞として定着しました。

日本では「ハリアー」、海外では「RX」

ハリアーの名が与えられているのは、日本市場のみ。日本にレクサスブランドが導入されるまでは、「LEXUS RX」として販売。ハリアーとRXの兄弟関係は、2世代にわたり続き、現在はそれぞれ独立したブランドとなりました。

トヨタ 初代ハリアーの中古車相場

■全長×全幅×全高:4575mm×1815mm×1665mm ■エンジン:V型6気筒 2994cc ガソリン ■最高出力:220PS/5800rpm ■最大トルク:31.0kg・m/4400rpm ■トランスミッション:4速AT ■駆動方式:4WD ■販売期間:1997年~2003年 ※スペックは、1997年式 3.0 FOUR Gパッケージ 4WD

■中古車掲載台数:27台

■中古車相場:価格情報収集中

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月11日時点のデータ

最初は5ナンバーだった! トヨタ 初代RAV4

1994年に登場したトヨタ RAV4は、5ナンバーサイズに収まるコンパクトクロスオーバーSUVとしてデビュー。世界各国でも販売され、北米市場で大ヒットしたグローバルモデルです。

1995年にホイールベースを延長した5ドアの「RAV4 V」を追加。1996年には、スポーティーな3S-GE型エンジンを搭載した3ナンバーサイズのType Gをリリース。初代RAV4は、バリエーションを拡大しながら2000年まで製造、販売されました。

実は高い走行性能を秘めているトヨタ 初代RAV4

街乗りがメインのクロスオーバーSUVとして開発されたトヨタ RAV4ですが、ボディの下側が樹脂で覆われていることや、ゆとりのある最低地上高、4WDが組み合わされていることから、チューニングを施すユーザーも多くいました。

チューニングしたトヨタ RAV4で、オフロードのレースに参戦した選手もいたほど、高いポテンシャルを秘めています。

トヨタ 初代RAV4の中古車相場

■全長×全幅×全高:3695mm×1695mm×1655mm ■エンジン:直列4気筒 1998cc ガソリン ■最高出力:135PS/6000rpm ■最大トルク:28.5kg・m/4400rpm ■トランスミッション:4速AT ■駆動方式:4WD ■販売期間:1994年~2000年 ※スペックは、1994年式 2.0 L 4WD

■中古車掲載台数:7台

■中古車相場:価格情報収集中

※中古車掲載台数および相場は、2020年9月11日時点のデータ

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