雪若丸は1000円ダウン

20年産米概算金、JA全農山形が決定

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 JA全農山形は11日、山形市で運営委員会を開き、県内各JAに前払いする2020年産米の概算金(JA概算金、1等米60キロ)を決定した。県産ブランド米「つや姫」は新型コロナウイルス禍でも引き合いが強く価格を据え置いた一方、県産米新品種「雪若丸」は昨年比で千円減、主力品種「はえぬき」は800円減とした。15年産以降、県産米は増額基調だったが、需給の先行きが不透明なことから引き下げに転じた。

 各JAから生産者に支払われる概算金も同様の状況になるとみられ、いずれも推計で「つや姫」は1万5800円前後、「雪若丸」は1万2400円前後、「はえぬき」は1万1700円前後になる見込み。他の主要銘柄はいずれも800円減となり、「コシヒカリ」が1万2200円前後、「ひとめぼれ」「あきたこまち」は1万1700円前後になるとみられる。

 全国農業協同組合中央会(JA全中)は21年6月末時点の民間在庫量を229万トンと見込み、既に20年産米の一部について販売を21年秋以降に遅らせる考えを示している。

 その中でも、県産米をけん引する「つや姫」は販売が好調で、トップブランドを維持するために価格は据え置きとした。他銘柄については、今後の供給過剰や価格下落への懸念を踏まえ、引き下げが必要と判断したが、農家の営農意欲の減退を防ぐため、できる限り減少幅は抑えたとしている。