豪雨災害被災地 熊本・球磨村へ長崎市職員3人派遣

田上市長(左)から辞令を受け取る職員=長崎市役所

 長崎市は11日、7月の豪雨災害で被災した熊本県球磨村に14日から中長期派遣する職員3人に辞令を交付した。市から同村への中長期派遣は初めて。避難所運営など短期を含め職員派遣は計25人となった。
 九州地方知事会から要請を受け、上下水道局事業管理課の小川達矢さん(47)と同水道建設課の磧本孝志さん(47)を12月10日まで、廃棄物対策課の斉藤一輝さん(25)を来年3月末まで派遣。水道復旧工事と災害廃棄物処理業務を担う。
 田上富久市長が「一人一人がうちの貴重な戦力だが、困ったときこそ手を差し伸べ、できる限りのことをすることが大切」と激励。小川さんは「被災者に寄り添う気持ちで働く」、磧本さんは「少しでもライフラインの回復に貢献したい」、斉藤さんは「一日も早く復興できるよう微力ながら頑張る」と述べた。

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