レイズ大勝 筒香7号ソロ&タイムリーで打率.200

【レッドソックス1-11レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズのケビン・キャッシュ監督は、レッドソックス先発の右腕アンドリュー・トリッグスに対してスタメンに左打者9人を起用。トリッグスは1イニングを無失点に抑えただけで降板したものの、左打者9人を並べた打線が12安打11得点と見事に機能し、11対1でレッドソックスに大勝した。

メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンによると、スタメンに左打者9人が並ぶのは少なくとも1901年以降ではメジャーリーグ史上初の出来事だという。これまでの最多記録は8人(過去に26度)で、今季のレイズも日本時間9月6日のマーリンズ戦で左打者8人をスタメン起用していたが、その記録を自ら更新することになった。

レッドソックスは2回裏から左腕マット・ホールを投入したが、レイズは2回裏先頭の筒香嘉智が右中間への7号ソロを放って先制。3回裏はケビン・キアマイアーのショートゴロの間に1点を追加し、4回裏には一死一・二塁からオースティン・メドウズのタイムリー二塁打でさらに2点を追加した。

その後もレイズ打線の勢いは止まらず、ネイト・ロウの2本塁打、筒香のタイムリー、崔志萬(チェ・ジマン)のタイムリー二塁打などで11点の大量リード。9回裏に昨日まで5試合連続本塁打を記録していたボビー・ダルベックのタイムリー二塁打で1点を返されたが、11対1でレッドソックスを破った。

レイズ先発のブレイク・スネルは6回途中まで被安打5、奪三振5、与四球2、無失点の好投を見せ、今季4勝目(1敗)をマーク。レッドソックスは2番手のホールが左打者を抑えられず、2回1/3を投げて4失点で今季3敗目(0勝)を喫した。

「6番・サード」で先発出場した筒香は、右中間への7号ソロ、レフトライナー、見逃し三振、センターへのタイムリー、空振り三振で5打数2安打2打点。今季の打率は.200、OPSは.753となり、5日ぶりに打率1割台を脱出した。

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