【順位結果】インディカー第10戦ミド・オハイオ決勝レース/パワーが完勝。琢磨は追い上げならず

 ミド・オハイオ・スポーツカー・コースを舞台にダブルヘッダーで開催されているNTTインディカー・シリーズ。12日に行われた第10戦は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がポール・トゥ・ウインで今シーズン初勝利を飾った。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は17位となった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で8月から9月に延期となったミド・オハイオ戦。観客は6000人を上限に迎え入れられ、レース1の決勝がスタートする。

 ホールショットを決めたパワーは、2番手に3秒の差をつけトップを独走。21周を走行し、最初のタイヤ交換を行う。

 全車1回目のタイヤ交換を終えると再びトップに立ったパワー。2番手にジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)と続く。

 17番手スタートのディクソンは追い上げを見せ、ファーストスティントで9番手までジャンプアップする。

 2スティント目もパワーの勢いは止まらず、ハーフウェイを過ぎた時点でニューガーデンとの差は6秒に開く。

 45周を走行し、上位陣ではロッシが最初にピットイン。翌周ニューガーデン、ハンター-レイもピットイン。ここでロッシが、コースに戻ったハンター-レイをオーバーテイク。

 パワーは47周を走行して最後のピットイン。クルーもしっかりと送り出し、パワーはレースをリード。そのまま最後までトップを快走し、パワーが今シーズン初優勝を飾った。

 レース終盤、ニューガーデン、ロッシ、そしてグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が加わり表彰台争いが激しくなる。

 レイホールが最後までロッシを攻め立てたが、タイヤも厳しくオーバーテイクには至らず、ニューガーデンが2位、ロッシが3位となった。ポイントリーダーのディクソンは、ファイナルラップでひとつ順位を上げ10位。

 18番グリッドからスタートした佐藤琢磨は、追い上げを見せることができず17位でレースを終えた。

■NTTインディカー・シリーズ第10戦ミド・オハイオ決勝レース結果

Pos. No. Driver Team Engine Laps SP

1 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 75 1

2 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 75 3

3 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 75 6

4 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 75 8

5 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 75 2

6 10 F.ローゼンクヴィスト チップ・ガナッシ H 75 7

7 60 J.ハーベイ メイヤー・シャンク・レーシング H 75 5

8 21 R.ヴィーケイ エド・カーペンター・レーシング C 75 9

9 88 C.ハータ アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー H 75 13

10 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 75 17

11 5 P.オワード アロウ・マクラーレンSP C 75 15

12 55 A.パロウ デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ H 75 20

13 20 C.デイリー エド・カーペンター・レーシング C 75 4

14 18 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 75 14

15 8 M.エリクソン チップ・ガナッシ H 75 21

16 59 M.チルトン カーリン C 75 12

17 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 75 18

18 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 75 10

19 7 O.アスキュー アロウ・マクラーレンSP C 75 16

20 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 74 19

21 4 C.キンボール A.J.フォイト・レーシング C 74 22

22 14 D.ケレット A.J.フォイト・レーシング C 74 23

23 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ H 74 11

※リザルトは編集部調べ

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