「安心して宿泊を」天然素材で館内抗菌 ホテルモントレ長崎

抗菌施工済みを示すステッカー(右下)が貼られたレストラン=長崎市、ホテルモントレ長崎

 ホテルモントレ長崎(長崎市大浦町)は新型コロナウイルス禍の中、安全安心に利用してもらおうと、館内に天然素材で抗ウイルス、抗菌効果のあるコーティングを施した。運営するホテルモントレ(大阪市)が全国21施設で順次施工している。
 化成品メーカー、ニチリンケミカル(同)が開発した「空気触媒セルフィール」を使用。同社によると、コーティングに使う液体は天然ミネラル100%で、噴霧すると、空気中の酸素や水と反応し、有害物質を酸化分解する。水に触れたりアルコールで拭いたりしても効果は続くという。
 ホテルモントレ長崎は7月、全客室123室、ロビー、レストラン、宴会場、エレベーターなどに施工。壁や客室の備品のほか、スイッチ、テレビのリモコン、トイレなど客が触れる部分をコーティングした。一度の噴霧で5~10年の効果を見込んでいる。
 同ホテルは「コロナ禍でいかに安全に利用してもらうかが問われている。県民限定宿泊プランもあるので安心して泊まってほしい」としている。詳細は同ホテルホームページに掲載している。

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