「幻の甲子園」となった八重山ナインに聖地を見せたい 石垣島で募る思い

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幻に終わった甲子園に選手を招待したいと八重山高校野球部OB会が立ち上げたクラウドファンディングのページ(「キャンプファイヤー内」)

 【石垣】「後輩たちの頑張りに報いることをしてあげたい」-。八重山高校野球部OB会(前野尚史会長)は今月から、2020県高校野球夏季大会で初優勝を果たした3年生メンバーを甲子園に連れていくための資金造成に取り組んでいる。

 5日からはインターネットを通してクラウドファンディングで支援金を募る。前野会長は「野球を続ける意味を見失いかねない状況の中で最後まで戦った後輩たちは誇り。聖地を見せてあげたい」と協力を呼び掛ける。

 前野会長によると、コロナ禍で甲子園行きがかなわなかった八重山高ナインの頑張りに対して、OB会内外から「何かしてあげられないか」などの声が寄せられ、方針を決めたという。八重山郡内の企業や沖縄本島在住の卒業生でつくる沖縄尚志会からの寄付を想定しているが、県外からの申し出も寄せられたため、ネットを活用することにした。

 目標金額は500万円。マネジャーを含めた3年生21人と監督らを甲子園へ招待し、グラウンドで記念写真を撮影したいとしている。ただ、日本高校野球連盟の学生野球憲章に抵触する恐れもあるとして、県高野連などと相談して対応を検討する考え。クラウドファンディングのサイト「キャンプファイヤー」で募っている。

 前野会長は「八重山は一つ」の考えの下、残金については八重山農林と八重山商工の両高校の支援にも活用する考え。問い合わせは前野会長、電話090(1940)5012。