カブスがヘイダー攻略で逆転勝利 ヘイワードが逆転3ラン

【カブス4-2ブリュワーズ】@ミラー・パーク

ナショナル・リーグ中部地区の首位を走るカブスは、2点ビハインドの9回表にブリュワーズの守護神ジョシュ・ヘイダーから2本のアーチで4点を奪い、土壇場で逆転に成功。9回裏に3番手のクレイグ・キンブレルがピンチを招いたものの、無失点に抑え、4対2で鮮やかな逆転勝利を収めた。

ブリュワーズは先発予定だったブレット・アンダーソンが腰の張りで登板を回避し、左腕ブレント・スーターが急遽先発。そのスーターが3回1安打6奪三振無失点の快投を見せると、4回以降も各リリーバーが好投を続け、8回までカブス打線を4安打無得点に封じた。

一方、カブス先発のカイル・ヘンドリックスは4回裏にライアン・ブラウンに4号先制ソロを被弾。しかし、その後は打者12人を連続で打ち取るなど安定した投球を続け、8回途中6安打2失点と先発の役割を十二分に果たした。

そして9回表、剛腕ヘイダーに対してカブスは一死からハビアー・バイエズとアンソニー・リゾーの連打で一・三塁のチャンスを作り、ジェイソン・ヘイワードが6号逆転3ラン。次打者イルデマーロ・バルガスも1号ソロを放ち、土壇場で試合をひっくり返した。

9回裏はキンブレルが無死一・二塁のピンチを招いたものの、後続3人を打ち取って試合終了。ヘイダーは今季2ストライクに追い込んだ打者を30打数ノーヒット20三振、左打者を8打数ノーヒット5三振に抑えていたが、左打者のヘイワードがカウント1-2からまさに起死回生の一発を放ち、チームを勝利に導いた。

カブス2番手のジェイソン・アダムが今季初勝利(1敗)、キンブレルが今季2セーブ目を記録。まさかの4失点を喫したヘイダーは今季2敗目(1勝)となった。

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