「農家のお月見」楽しんで 三渓園で37回目の観月会

ライトアップされた三重塔の上空に輝く月(三渓園提供)

 横浜・三渓園は30日から10月4日まで、庭園をライトアップして「観月会」を開く。毎年3千人ほどが訪れる恒例行事で37回目。通常は午後5時までの開園時間を午後8時半まで延長する。

 園内では期間中、重要文化財の「旧燈明寺本堂」に設けた舞台でジャズやクラシック音楽が演奏され、しっとりとした秋の夜長を演出する。

 「臨春閣」などが耐震補強工事中のため、今年は江戸時代後期の入り母屋合掌造りの民家「旧矢箆原家住宅」の縁側などにお月見団子を置き、新しい写真スポットを用意。担当者は「農家のお月見の風情を楽しんでほしい」としている。

 午後6時~8時半。入園料は大人700円(市内在住65歳以上は200円)、小学生200円。問い合わせは三渓園電話045(621)0634。

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