【新型コロナ】13日神奈川県内、53人の感染判明 座間市の80代死亡

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内では13日、座間市に住む80代の無職男性の死亡が確認された。また10~90代の男女53人の感染も新たに判明した。このうち26人の感染経路が不明という。

 県によると、亡くなった男性は8月15日のPCR検査で陽性が判明。当時は軽症で医療機関に入院したが、同20日に状態が悪化し9月12日に同感染症による多臓器不全で死亡した。高血圧の既往症があったという。

 県所管域の新たな感染者は6人で、このうち厚木市の10代女性は同市内の県立高校の生徒。県教育委員会によると、この高校では生徒と教員ら計81人にPCR検査を実施し、14日から全員の検査結果が出るまで二つのクラスを学級閉鎖とすることを決めた。

 横浜市によると、社会福祉法人「白根学園」が運営し、クラスター(感染者集団)が発生した障害者支援施設関連で新たに10代と40代の男性利用者2人、家族5人の陽性が判明。同学園を巡る利用者と職員の感染者数は計62人となった。

© 株式会社神奈川新聞社