ライバルは2年連続で受賞中のジェイコブ・デグロム「タフな相手になる」
ナ・リーグのサイ・ヤング賞争いを繰り広げているカブスのダルビッシュ有投手。9日（日本時間10日）の本拠地レッズ戦では、ライバルとなるトレバー・バウアー投手との投げ合いに敗れて今季2敗目を喫したが、カブスOBのショーン・マーシャル氏は、サイ・ヤング賞レースでの立ち位置は依然として優位で変わらないとしている。
地元メディア「マーキースポーツ・ネットワーク」では、番組内での司会者の質問にマーシャル氏が回答。「ダルビッシュは（バウアーとの投げ合いで）初回に不安定でしたが、修正して盛り返しました。あなたは彼をCY賞争いをする投手としてカウントしていましたね。あなたの考えでは、彼のCY賞争いにおける立ち位置はどうなっていますか？」との問いに答えている。
ダルビッシュは今季ここまで7勝2敗、防御率1.77、72奪三振の成績。防御率はリーグ3位に後退したが、マーシャル氏はサイヤング賞争いは「間違いありません」と断言。「彼は（今シーズンの）最初からローテーションの中で質の高い投球をしています。正直に言って私の中では彼はMVPです。7勝を挙げています。防御率は僅かに上昇しましたが、それでもデグロムとバウアーとの差は僅かです」と理由を解説している。
また、最大のライバルとなりそうなメッツのジェイコブ・デグロム投手にも言及。2年連続でサイ・ヤング賞に輝いていることから「タフな相手になる」としながらも、「しかし今年は、ダルビッシュにはCY賞を獲るために求められるあらゆる素質が備わっています」と日本人初となる受賞を支持している。（Full-Count編集部）
